今回はマンションのエントランスドアの改修工事です。
下の画像が、改修前のエントランスドアです。
1.現地調査と打合わせ
マンションのオーナー様とお打合せの結果、次のような課題点がわかりました。
①電気錠組込でキーを持った入居者しか開錠できず、自動施錠であるにも関わらず、開閉が重くて扉が閉まりきらず、自動施錠できていないことがある。
②内部の人感センサーの検知機能が不安定で 作動しないことがある。
③デザインが古く、扉ごと新しくしたい。
とお悩みでした。
2.方針の決定
検討の結果、下記の方針をたてました。
①簡易的なカバー工法を用い既設枠を残し、新規で枠・扉を設置する。
②電気錠システム全体を交換するとコスト高となってしまうので 制御盤・操作盤は既設をそのまま使用する。
③錠前本体は既設と同等品を新しい扉に組み込む。
④不具合のある内部人感センサーは交換する。
をご提案しましたところ、ご了承をいただき、お見積りをご提出いたしました。
3.施工図の作成
採寸の確認後、 自社にて施工図を作成し、メーカーに製作を依頼しました。
下図が自社で作成した施行図となります。
190219小松M吉田S14.工事日の決定
このタイプのオーダー扉は10日から2週間の製作期間が必要なため、元請様・施主様と打合せの上、余裕を持って日程を設定しました。人感センサーも交換しました。
5.工事の施工
計画通り施工は完了です。
しかし 最終チェック時に 電気錠が全く作動しません??
試行錯誤の結果 配線のつなぎ込みの時に電源を落としていなかったために 制御盤のヒューズが飛んでいたことがわかりました。電気は怖いです。
6.まとめ
施主様の要望通り、扉の開閉がスムーズになることによって、確実に自動施錠ができるようになりました。デザインも新しくなり、施主様の希望に沿ったものとなりました。