今回は老朽化したスチールサッシの改修です。
①現状の調査
某大手企業の工場ですが、既設のスチールサッシがかなり老朽化しています。よく見ると錆でガラス引違窓本体が傾いてしまい、閉まらない状態です。施錠もできません。
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②方針の決定
発注企業の担当の方との打ち合わせにより
○とにかくサッシが閉まり、雨風を凌ぎ、施錠できるようにしたい。
○外壁のスレートはそれほど傷んでいないので触らない。内装も一部は躯体鉄骨の現し、内装有の部分も既設のままとしたい。
○工場の建屋のため完璧なカバー工法でなくてよい。
○工場内の環境を考慮し、溶接を使わず 火無しで工事をしたい。
以上の要望を受けました。予算取りのための概算見積りはあらかじめ提出済のため 打ち合わせは順調でした。
③施工図の制作
製品スペックは LIXIL PRO-SEシリーズ RC枠 シルバー色 単板ガラス仕様。
工事個所は1Fのため水密・気密・遮音性能は一般的なものです。
取付用の下地はアルミ曲物にて制作。内外のカバー材はアルミ形材を使用することに決定。
小規模物件のため自社にて施工図を作成しました。
170221枇杷島菱興事務所(2)(1)④工事の実施
工事は順調に完了。
スレートを触らないという打ち合わせに基づき 外部のスレート見切りは既設のまま残しました。
2017-03-13
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