マンション改修

アルミ防火戸(個別認定品)

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防火地域、準防火地域の建物に窓を設置する場合は「防火設備」の仕様が義務付けられています。

防火設備については2019年4月に大幅に運用方法が変わり、「通則認定品」から「個別認定品」が採用されています。

2019年3月までは各サッシメーカーが共同で設立した「一般社団法人カーテンウォール・防火開口部協会」が自主管理し国土交通大臣より「通則認定」を取得していました。

2019年4月より、個別の製品を各メーカーごとに性能を管理し、メーカーごとに申請して「個別認定」を取得する方式に変更になりました。

通則認定から個別認定に運用が変わったことによる最大の影響は、アルミ方立による連窓が一切不可となったことです。

通則認定仕様ではアルミ方立で複数の窓を連続させることが可能でしたが、個別認定方式となると実際の性能試験で確認できる寸法を超える連窓方式が試験不可能のため認定不可という運用となりました。

基本的に防火戸の要件を満たすには窓と窓の間はコンクリート製の壁が必要とのことです。

ところが細い壁はコンクリートでは作れないため「防火戸連結材」方式を採用することとなりました。

サッシメーカーが新たにアルミ方立に代わる、「防火戸連結材」という製品を設定しました。法規的には「防火戸連結材」は「壁」ということになります。

スチール下地と、耐火ボードが使用されており、従来のアルミ方立と比べると、大幅に重く、サッシに組付ける際も複雑で、扱いにくい製品となっています。

最近施工した実際の現場の製品です。

防火戸連結材 上部

防火戸連結材 下部

FIX部 ガラス溝の中に スチール補強材が入っています。

ガラス施工前

完成

有限会社日々野は

アルミニウム合金製防火戸(防火設備)KD(ノックダウン)取扱登録事業者

住宅サッシ・防火戸取扱事業所 組立登録事業所NO.21-0327

に認定されています。

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